日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
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『さようなら、いままで魚をありがとう』読んだ。

『さようなら、いままで魚をありがとう』

原題:"So Long, and Thanks for all the fish"
著者:ダグラス・アダムスDouglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 初版印刷2006年6月10日 (初版発行2006年6月20日)

1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。
2作目の感想⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。
3作目の感想⇒『宇宙クリケット大戦争』読んだ。

はい。銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズも4作目を読了。

今までの3作は、廃刊と言えど80年代の旧訳が存在していたわけです。で、シリーズは当初予定していた3部作を超えて5作まであるわけで。つまり、この4作目と次の最終巻は本邦初訳ということ。
驚いた!面白い本の邦訳が出ていないことはよくある話だけど、3作目までは出したのにもうヤーメタって、なんじゃそりゃ。
英国では前作が1982年、本作が1984年に発表された。日本では前作が出版されたのが1985年ですから、そのとき既にこの4作目原著は存在していたというのに。

えー。
前作で深まったSF的要素が薄まりましたのが残念至極。
ラブ・ストーリーだよ、という謳い文句どおりにアーサーの恋物語であります。
破壊されたはずの地球に戻ってきたアーサー。そこは何も変わらずにアーサーを迎えてくれた。
そんなミステリーなお話が、まことにナンセンスにシュールに収束していくのは面白かった。
1作目で出てきたイルカの話、3作目で出てきた真実を知る男プラークの話なんかが重要どころ。
次回作への伏線もちょこっと敷いたりしながら、感動的に皮肉に終わる。

というわけで、最終巻が楽しみなのであります。

5作目⇒『ほとんど無害』読んだ。
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by neko-dama | 2008-12-05 20:24 | 猫の図書館/美術館