日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

蛸の話。

滋賀の母に会いに行ったシリーズ。

今日は小咄。
母の結婚した人は、つまり私のお継父さん。
そのお継父さんは、80歳のお爺ちゃんです。

今回、お祭りの前夜祭のときに、家でみんなでどぶろくを呑みました。
お継父さん、結構強くてね。ガブガブ呑んでた。
いつもノンビリした優しい人で、お酒も楽しかった。
そのときに聞いた話。

昔、お継父さんが先生をやってた頃。
みんなで旅行に行きました。

同僚が、旅先で生の蛸(タコ)を買ったのです。
その人は、紐で縛った蛸をブラブラ持っていました。
駅で電車を待っているとき、その人はベンチに腰掛けました。
と同時に、よいしょっとベンチのわきに蛸を置きました。

すると、蛸。
チャンス!とばかりに8本の足をさかさか動かし、ホームを逃げていきます。
紐で縛られた蛸が、ホームを一生懸命に走っていくんです!

それを見た同僚。
せっかく土産に買った蛸ですから、腰を上げて追いかけます。
ホームを走っていく縛られた蛸を追いかけます。
「おーい!待てー!」

蛸に追いついた、と思った瞬間。
彼は、蛸をギュムっと踏みつけてしまってスッテンコロリン!
漫画のように転んでしまいました。


この話をね、母とお継父さんがえらい笑い転げながら話してくれました。
なんか光景が目に浮かんで、聞いてる私たちも笑って。
テーブル囲んで4人、泣くほど笑いました。

そのあと、お継父さんは町の人とも呑んで呑んで。
酔いつぶれてしまい、足元が覚束なくて、ソファーから立ち上がれずに転んでしまった。
蛸はいないけど、時に酒は蛸を踏むのと同じ効果を発揮する。
ドタンと転んでもニコニコ笑いながら楽しそうにしているお継父さんが、私はとても可笑しかった。
母と私で肩を抱えて、お継父さんをベッドに運びこんだ、祭の前夜の終わりでした。

翌朝、お継父さんはバツが悪そうにしていたけれど、私は楽しかった。とても。

滋賀に、母に会いに。 ①ブルーメの丘は花盛り
滋賀に、母に会いに。 ②日野祭は古式ゆかしき
日野祭の影で。
桟敷窓体験。
近江日野商人館。
滋賀に、母に会いに。 ③さよならの前に安土城趾
いんたーねっつ。
滋賀に、母に会いに。 ~番外篇~
[PR]
by neko-dama | 2009-05-13 13:09 | その日暮らし