日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
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『ポテト・スープが大好きな猫』読んだ。

『ポテト・スープが大好きな猫』

原題:"The cat who liked potato soup"
著者:テリー・ファリッシュ/ 絵=バリー・ルート/ 訳=村上春樹
講談社 2005年11月28日 第1刷発行
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 村上春樹がアメリカで見つけた絵本を気に入って翻訳したもの。絵の猫はたいして可愛らしいわけでもない。でもそれが良い。お話は淡々と、お爺さんと雌猫の距離感を描いていく。それぞれに好きに暮らしているようでいて、気づかないうちに相手を思いやっている。そんな暖かさを感じます。

 猫には猫の考え方があり、お爺さんにはお爺さんの考え方がある。人間同士なら、ちょっとしたすれ違いに悪意がないことは話せばわかってもらえるものだけど。そこは猫とお爺さん、行動で示すのですね。こんな風に人間同士でもやっていければ素敵。時には、話してもわかってもらえないことがあるから。そんなときは行動で。

 ふたりが再会したときに、猫が延々お喋りを続けるって描写がありました。これには笑ってしまいます。うちの猫も、私たち人間が旅行から帰宅した夜は延々大声で鳴き続けるからです。きっと文句を言ってるんだと思います。
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by neko-dama | 2009-05-25 16:01 | 猫の図書館/美術館