ここに住む木。
2005年 03月 22日
彼は見ている
そこに佇み
変わりゆく町街を
彼は聴いている
時に目を閉じ
季節の移ろう その音を
雪解けのしずくが奏でる音色
南風がやさしく花を揺らす音
じりじりとトタン屋根が焦げるつぶやき
葉の色が変わり 息絶える そのヒトコト
静けさに支配される雪の夜のささやき
彼は感じている
ひとつひとつの枝で 葉脈で 根で
そして かのひとの 背中を
恋しと思ふ
そこに佇み
変わりゆく町街を
彼は聴いている
時に目を閉じ
季節の移ろう その音を
雪解けのしずくが奏でる音色
南風がやさしく花を揺らす音
じりじりとトタン屋根が焦げるつぶやき
葉の色が変わり 息絶える そのヒトコト
静けさに支配される雪の夜のささやき
彼は感じている
ひとつひとつの枝で 葉脈で 根で
そして かのひとの 背中を
恋しと思ふ
by neko-dama
| 2005-03-22 12:50
| 猫のうた