日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

日本の曖昧。

先日、2度目の再婚を果たし現在滋賀県在住の母から、携帯にメールがきた。
内容は・・・。

「また冷蔵庫買っちゃった~。ショッキングピンクで刺激的なの~」

・・・。

誰が冷蔵庫に刺激を求めるというのか。
いや、それ以前に、一般家庭(夫婦2人暮らし)に何故冷蔵庫が2つ必要なのか。新調してまで。母が、常識では捉えられない未確認非行人物であるとわかってはいるが、しかし。
その後、別件で母から電話がきた。案の定、新しい冷蔵庫について嬉々として話している。

「だって~、冷蔵庫に詰め込みすぎると電気代くうでしょ~。ピンクでかわいいのよ~」

もはや、アンタッチャブルな彼女である。
そりゃー、詰め込みすぎは電気くいますでしょうよ。でもさ、2つあったら、もっと電気くうんでないのかい。と、心と頭にたくさんの?を浮かべながら、あたしはこの話題に曖昧なピリオドを打った。
→ 「ふ~ん、そう」

時には、自分の考え方が常識的だと思っていても、それを言わずに曖昧に放置しておく方が良いこともある。だいたい、母は人の言うことなど聞くタマではないのだし。
ものごとの良し悪しとか常識/非常識とか合理/非合理、合法/非合法などを曖昧にして放っておく事で、円滑な人間関係が築ける場合も多々ある。まぁ、本人がご満悦ならそれでいいじゃないの、という包み込むような瞬膜の張った 目で見ていればよいのである。

切々と理を説かれても「うざ~い」ってのもありましょうが、「自分でも説明のつかない行動なのよ、あんたにトヤカク言われたくないわ」というのが、実際のところだったりして。
かく言うあたしも、人様から「理解不能な生き物」という目で見られることもあるでしょう。血は水よりも濃いらしく、一生理解不能であろう母に似てきた自分に焦燥すら感じている今日この頃。

それはさておき、曖昧さというものは日本では非常に尊ばれています。曖昧にしておくことで、摩擦を避けたり、傷つけないようにしたり、お互いに心地よく生活ができるというものです。アメリカナイズされた方々には不評でしょうが、和の心というのも悪くないと思うのです。合理的で白黒はっきりしているのも良いのですが、曖昧さがもたらす効用というのもあるのではなかろーか、と。

さて、都内某所の定食屋さんにて、日本のゆかしさが感じられる曖昧な主張を発見しました。

c0034595_3115571.jpg


なるべく禁煙!!
この注意書きを見て、何を感じるでしょうか?
こう下手に出られては、吸える日本人などいないのではないでしょうか。
なるべくってことは、吸ってもいいんだろー」とは思っても、実際に行動するのは勇気がいりますよね。なぜなら、そこではあなたの良識が問われているのですから。
ただ、この張り紙はあまり目立たなかったので、そこまでゆかしくなくても・・・とは思いますが、ね。

そういえば、一人暮らしの我が家の冷蔵庫はショッキングではないけどピンク色をしています。
[PR]
by neko-dama | 2005-01-17 03:25 | 猫的哲学