日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
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風来坊。

金曜の朝、山形での用事が済んで東京に向かう新幹線を待っているとき。

「明日、帰るわ」

と母が言った。
いつも、予定をたてずにフラリと行動するけど、帰るときも勿論突然だ。
いや今回は、早いほうだ。
昨年は、夜になって急に「明日の朝、帰る」と言い出したんだった。






東京に戻り、私の家(東京での滞在先は我が家)の最寄駅に着くと。
「美容院、行く」
と言うので、こないだ私が行った美容院まで送って、置いてきた。
帰りはタクシーで帰ると言うから、大丈夫だと思って。

帰宅した母は、ほとんどセシルカット。
オッサンみたいになっていた。
でも本人は、短いのが似合うのよね~とホクホクしていた。
聞いてみると、紹介した美容院は予約がいっぱいだったようで、
他のところを探して行ってきたらしい。
そして、タクシーが面倒だったので歩いて帰ってきた、と。
道をあまり覚えていなかったらしく、迷った~と言っていた。
電話くれれば良いのに!
母はヘラヘラ笑うだけだった。

母はいつもこんな調子で、何をするにも唐突、と周りの人は感じる。

山形に行ったのは墓参りのためだが、親戚に会おうとも思っていたのらしい。
でも、その親戚に連絡していない。
何で?と聞くと、「だって会社休んじゃったりするからさ」だそうで。

まぁ、それは良いとしても。
ともかく、レンタカーでその親戚の家に向かったわけです。
でも道はわからないし、住所は大体で、番地は不確か。
うろ覚えで行ったのね。
案の定、グルグルと彷徨ってしまった。

するとそこに、郵便配達の人が。
コレ幸い、と母は大声で呼んだ。
曖昧模糊とした説明で、親戚の家の場所を教えてくれ、と主張。

家の裏側はひらけててねぇ、名前は○○(フルネーム)で○○に勤めてるの。

などと、よくわからない情報を一生懸命聞いてくれて考えてくれる局員さん。
何年か前に改築したってのが決定打になって、場所が判明。
詳しく道順を教えてくれた。

お礼を言って教えられた道順を辿っているとき、
私は(あんな説明でわかってくれて)「郵便局員さん、すごいね~」と言ったら。
母の言葉。
「すごいわね!トロいんだから!」
えー!
えー・・・っと・・・。
局員さん、浮かばれない。

そんなこんなで辿りついた親戚の家。
お留守でした。
そりゃ、事前に連絡もしてないものね。
戸口にお土産を放置して、その場を去ったのでした。

結局、その親戚はその日の夜、私たちの宿泊先まで車で来てくれました。
母は「来なぐでい~!もう化粧も落としてすまっだし。来んな~。」
と言ってたけど。
夕食が終わった頃、もう近くまで来てるから、との電話。
あぁ、血がつながってるんだな、と思った。

そんな家系に生まれた私。
マトモなのは自分だけだ、と思って育ってきたし、これからもそうだと思う。
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by neko-dama | 2007-11-06 15:42 | 猫のお出かけ