日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

『ベオウルフ』読んだ。

東京は急激に冷凍された。なにやら今冬一番の寒さの期間だそうで。
あ~寒い。
自転車で映画館とか行ってられないよ。橋渡るのが寒すぎる!
観たかった『ベオウルフ』も終わってしまった。
でも続々と観たいやつが上映されてるので困る。

ベオウルフはもともと古英語の叙事詩で、8~10世紀ごろに書かれたらしい。
叙事詩は読む気にならないので、サトクリフ・オリジナルを読んだ。原書房、大好きだ。
イギリス文学だけど舞台は北欧(デンマークとスウェーデン)。
若いベーオウルフが、夜な夜な現れる怪物に悩まされている国に駆けつける第1部と、
その50年後に老いた身で竜退治をし力尽きる第2部から成り、一人の勇者の始まりと終わりを対構造で描いている。
2部の方はアーサー王物語にも通じるディティールが見られ、マロリーが影響を受けたに違いないなぁとも思った。(トールキンは言うまでもない)

勇者の割りに、ベーオウルフは謙虚で公正な人物として描かれている。
驕りがないとは言えないが、その分の理性がちゃんとある。
最終的には命を賭して民を守り、まさに理想の王として死ぬ。
そこに何か深いテーマがあるというわけでもないが、一人の男の生き様、始まりと終わりが描かれた冒険読み物として面白い。(強欲、母子といったテーマはサブかな、と思う)
サトクリフ・オリジナルなら読みやすいし話も短いので、3時間もあれば読める。
善き王のイデアというか、普遍的な冒険譚というか、そういうの。
本の値段が高い(1800円)ので、図書館で借りて読むのをお勧めするよ。
私は買ったけど。いいの、好きだから。原書房。

映画では「グレンデルの母」が妖艶な水妖って設定で美女アンジーが演じてるけど、
ここは映画オリジナル。
そんでもってこの水妖と後の災いは無関係なので、そこらへんの設定も映画オリジナル。
映画は映画として面白そうだ。
あぁ観たかった。美しいアンジーを観るだけでも価値がありそうだし。
早く暖かくならないかー。
[PR]
by neko-dama | 2008-01-15 18:00 | 猫の図書館/美術館