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by neko-dama
| 2008-03-16 21:46
| その日暮らし
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by neko-dama
| 2008-03-11 14:39
| その日暮らし
現代訳・徒然草
「吉田兼好って、世界初のブロガーだと思うんですよー。」
って言われたときは、は?って思ったけど。
徒然草って内容のない、日常感溢るる駄文ですよね。
古典の名作はリメイクとか翻案とか新訳とか新釈とかされ尽くされた感があるけども、
徒然草は手付かずだったんじゃないか。
(だって面白くないから)
そんなわけで、現代訳というかブログ風の徒然草!
元ねたへのリンクもあるから、読み比べてみるとより面白いよ。
徒然草21!
「吉田兼好って、世界初のブロガーだと思うんですよー。」
って言われたときは、は?って思ったけど。
徒然草って内容のない、日常感溢るる駄文ですよね。
古典の名作はリメイクとか翻案とか新訳とか新釈とかされ尽くされた感があるけども、
徒然草は手付かずだったんじゃないか。
(だって面白くないから)
そんなわけで、現代訳というかブログ風の徒然草!
元ねたへのリンクもあるから、読み比べてみるとより面白いよ。
徒然草21!
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by neko-dama
| 2008-03-10 15:11
| その日暮らし
『イエスのビデオ』 Das Jesus Video
アンドレアス・エシュバッハ著 平井吉夫・訳
(ドイツ・1998年)
ドイツ映画が好きで、機会があれば観ている。
で、ドラマ化された『イエスのビデオ』を観たことがある。
これはドイツで放送されたものから大分カットして纏めたものだったらしく、
話の繋がりがおかしかったり、あれこれ不自然に感じる部分が多かったにも関わらず面白かった。
そんなわけで原作読んでみよう、となった。
考古学とSFってことで、映画『タイムライン』(2003年製作)を髣髴とさせる。
(この映画は面白かった。B級的楽しみ方で。ちなみにジェラルド・バトラーa.k.a.ファントムが出ていて素晴らしく魅力的だった。)
タイトルが示すとおり、イエスを撮影したビデオをめぐる物語。
イスラエルの遺跡発掘現場で発見された"ビデオカムの取説"が謎を呼ぶ。
そこから本体のビデオを見つけようと必死になる幾人かの人々。
常にいくつかの視点が用意されているところが面白かった。
アメリカ人学生、イスラエルの学者兄妹、イギリス人の発掘団長、アメリカのメディア王、ドイツのSF作家、ローマキリスト教会・・・。
それぞれの思い、それぞれの思惑、理由。
誰が悪いとか、そういう話になっていないところが良かった。
'98年に書かれたことを考慮しても記録媒体が不自然なのと、
2000年間の自然充電にどうも違和感が拭えないのが欠点だけど。
(充電池は自然放電はしても、自然充電はちょっと信じがたい)
いっそのこと太陽電池にすれば良かったのになぁ。
あとプラスチックが2000年間で劣化しなさすぎだと思った。
そういったマイナスポイントはあるものの、ダン・ブラウンのようなエンタメ性もあって視覚的な文章が楽しい。文庫本上下巻で長いけれど、本当に面白いので長く感じない。スリルとサスペンスをお求めなら激しくオススメ!あとダン・ブラウン好きなら、きっと面白いと感じると思う。
読後の爽快感は素晴らしく、爽やかな感動がある。
そんなわけで、話としてはスッキリだけど、気持ちとしてはもやもやした。
信仰とはなにか。
それは心の内にあるもので、信仰対象と信仰者の化学反応みたいなものなのかもしれない。
何を見て、何を感じるかは各人によりけり。
私は最終的に、ドイツ人SF作家の視点に同調した。
話が信仰に偏りすぎていくラストを冷静に見つめる傍観者として。
アンドレアス・エシュバッハ著 平井吉夫・訳
(ドイツ・1998年)
ドイツ映画が好きで、機会があれば観ている。
で、ドラマ化された『イエスのビデオ』を観たことがある。
これはドイツで放送されたものから大分カットして纏めたものだったらしく、
話の繋がりがおかしかったり、あれこれ不自然に感じる部分が多かったにも関わらず面白かった。
そんなわけで原作読んでみよう、となった。
考古学とSFってことで、映画『タイムライン』(2003年製作)を髣髴とさせる。
(この映画は面白かった。B級的楽しみ方で。ちなみにジェラルド・バトラーa.k.a.ファントムが出ていて素晴らしく魅力的だった。)
タイトルが示すとおり、イエスを撮影したビデオをめぐる物語。
イスラエルの遺跡発掘現場で発見された"ビデオカムの取説"が謎を呼ぶ。
そこから本体のビデオを見つけようと必死になる幾人かの人々。
常にいくつかの視点が用意されているところが面白かった。
アメリカ人学生、イスラエルの学者兄妹、イギリス人の発掘団長、アメリカのメディア王、ドイツのSF作家、ローマキリスト教会・・・。
それぞれの思い、それぞれの思惑、理由。
誰が悪いとか、そういう話になっていないところが良かった。
'98年に書かれたことを考慮しても記録媒体が不自然なのと、
2000年間の自然充電にどうも違和感が拭えないのが欠点だけど。
(充電池は自然放電はしても、自然充電はちょっと信じがたい)
いっそのこと太陽電池にすれば良かったのになぁ。
あとプラスチックが2000年間で劣化しなさすぎだと思った。
そういったマイナスポイントはあるものの、ダン・ブラウンのようなエンタメ性もあって視覚的な文章が楽しい。文庫本上下巻で長いけれど、本当に面白いので長く感じない。スリルとサスペンスをお求めなら激しくオススメ!あとダン・ブラウン好きなら、きっと面白いと感じると思う。
読後の爽快感は素晴らしく、爽やかな感動がある。
そんなわけで、話としてはスッキリだけど、気持ちとしてはもやもやした。
信仰とはなにか。
それは心の内にあるもので、信仰対象と信仰者の化学反応みたいなものなのかもしれない。
何を見て、何を感じるかは各人によりけり。
私は最終的に、ドイツ人SF作家の視点に同調した。
話が信仰に偏りすぎていくラストを冷静に見つめる傍観者として。
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by neko-dama
| 2008-03-07 16:36
| 猫の図書館/美術館