日々の身繕いでイツノマニカ体内に生成される毛玉のハナシ


by neko-dama
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新春笑おう会。

一昨年あたりだったか、このMADを見て笑いすぎて苦しくなったのを思い出したよ。
銀河英雄伝説を知らないとあんまり面白くないかもわからんけど。



あの悲しくもシリアスな場面がこうなっちゃうとは!
ロイエンタールが壊れてる!なんだよ、「いかがですか~?」ってw。
「諸刃の刃」って!ww
ミッターマイヤーの真顔も素晴らしいよ。
冷静に看破していた、とかナレーションも素敵だよ。

危険で魅力的な男ロイエンタール。
恋に落ちるならロイエンタール!
優しくて冷静で安定したミッターマイヤー。
結婚するならミッターマイヤー!

なんて、双璧に対して言う言葉じゃないよね。

私の愛するヤンもキルヒアイスもオーベルシュタインも生き残れなかったのが残念でならない。

ところで、田中芳樹原作アニメの新しいやつ。
『タイタニア』はどうしたって銀英伝を思い起こしてしまうね。
今度は頑張って生きてほしい赤毛さん(ジュスラン)。
ファンはヤンみたいだよなぁ。

あの「エーメンタール潜入」の回は最後呆気にとられたんですけど!
鬼!誰だよ、こんな酷い話作ったの!<田中さんだ
わかるけど、わかるけど、驚いたっつの!

原作は全3巻で未完なのだとか。
アニメ版はどう展開して収束していくのか、楽しみです。
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by neko-dama | 2009-01-05 14:45 | 猫じゃらし
『さようなら、いままで魚をありがとう』

原題:"So Long, and Thanks for all the fish"
著者:ダグラス・アダムスDouglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 初版印刷2006年6月10日 (初版発行2006年6月20日)

1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。
2作目の感想⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。
3作目の感想⇒『宇宙クリケット大戦争』読んだ。

はい。銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズも4作目を読了。

今までの3作は、廃刊と言えど80年代の旧訳が存在していたわけです。で、シリーズは当初予定していた3部作を超えて5作まであるわけで。つまり、この4作目と次の最終巻は本邦初訳ということ。
驚いた!面白い本の邦訳が出ていないことはよくある話だけど、3作目までは出したのにもうヤーメタって、なんじゃそりゃ。
英国では前作が1982年、本作が1984年に発表された。日本では前作が出版されたのが1985年ですから、そのとき既にこの4作目原著は存在していたというのに。

えー。
前作で深まったSF的要素が薄まりましたのが残念至極。
ラブ・ストーリーだよ、という謳い文句どおりにアーサーの恋物語であります。
破壊されたはずの地球に戻ってきたアーサー。そこは何も変わらずにアーサーを迎えてくれた。
そんなミステリーなお話が、まことにナンセンスにシュールに収束していくのは面白かった。
1作目で出てきたイルカの話、3作目で出てきた真実を知る男プラークの話なんかが重要どころ。
次回作への伏線もちょこっと敷いたりしながら、感動的に皮肉に終わる。

というわけで、最終巻が楽しみなのであります。

5作目⇒『ほとんど無害』読んだ。
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by neko-dama | 2008-12-05 20:24 | 猫の図書館/美術館
『宇宙クリケット大戦争』

原題:"Life, the Universe and everything"
著者:Douglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 初版印刷2006年4月10日 (初版2006年4月20日)
※新訳で復刊したもの。絶版となった旧訳は1985年新潮文庫から訳者=風見潤。

1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。
2作目の感想⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。

引き続きダグラス・アダムスのSFコメディを読んでます。
このシリーズ3作目は、前2作を刊行してから2年後に出版されています。

そして、全5作品のうち唯一、邦題にオリジナリティがあります。
原題を直訳すれば『生命、宇宙やその他諸々』となって、この言葉は今までにも何度も出てきているわけです。だから前作を読んでいればピンとくる題名、でも読んでいなければきっと何のコッチャな題名。邦題はわかりやすくて良いよね。それに内容をちゃんと表している。思うんだけど、小説の邦題ってセンス良い気がする。何が言いたいかっていうと、映画も見習ってほしいにゃあとか思うってこと。

えー。感想。
前2作で丸く収まった、というか一応のケリがついていただけに、今回は続きでありながら新しい地平線に出たという印象。
ナンセンスっぷりは相変わらずだし、微妙な間合いとかわけわからなさはパワーアップしてるしで面白い。
ただ、前半は今までと話の進み方が違うことにちょっと戸惑いながら読み進めました。
でもって後半はどんどん面白さが増していく。
今までと何が違うって、プロットがきちんと練られているんだ!
だからストーリーとしての完成度が上がってる。
ラストに向けての収束する感じが気持ち良いし、非常にSF的な展開がまた嬉しい。

ひとつだけ引っかかる箇所がある。
前作までの時間旅行に対するスタンスに変化がみられること。
過去を弄ることで未来が変わるなんて起こり得ない、としていたのに、今回は曖昧になっている。ちょっとスッキリしないな。

おまけに短編『若きゼイフォードの安全第一』も同時収録。こちらは本邦初訳とのことで、たった20㌻ながら風刺が効いていて面白い。

4作目⇒『さようなら、いままで魚をありがとう』読んだ。
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by neko-dama | 2008-12-01 10:46 | 猫の図書館/美術館
『宇宙の果てのレストラン』

原題:"The Restaurant at the end of the Universe"
著者:Douglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 4刷2008年5月10日 (初版2005年9月20日)
※新訳で復刊したもの。絶版となった旧訳は1983年新潮文庫から訳者=風見潤。

1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。

ということで、『銀河ヒッチハイク・ガイド』の2作目読了。
1作目で広げた風呂敷をきれいに馬鹿馬鹿しく折りたたみました!という見事さ。
1作目だけだと消化不良感が残るけども、ここで漸く一段落着いたなと思うカタルシス。

ナンセンスSFコメディはそのままに、終盤は禅問答のような場面もあって哲学的でもある。
しかしまあその全てを吹き飛ばすようなラストは明るく前向きで、イマを楽しむ以外に人には何も出来ないという諦念のようなものも漂っている。
1作目よりも、この2作目のほうがより好きだ。この無常観と気楽さの同居!

タイトルに“宇宙の果て”とあるが、これは隅っこという意味の比喩的な表現ではない。というか、私はそう思い込んでいたのだが、違ったのでヤラレタ感があった。
これは字義通りに“終わりのとき”なのだ。英語でも日本語でも、どちらともとれるニュアンスの言葉をうまく使ったってことだろう。

今回は時間旅行についての立場が明記されている。
“歴史はジグソーパズルのように各ピースがはまりあってできるものだから、なにがあっても変化したりしない。あるものごとを変化させるために、過去に戻って重要な変化を起こしたとしても、その重要な変化はそのものごとが起きるときにはすでに起きたことになってしまっているわけで、すべては結局収まるべきところに収まるのである。” (p138,L7-11)

これ以上に納得のいく説明はないやね。
そしてそれがこの作品を大きく包み込んでいる、ひとつのテーマでもあるようだよ。

あと、読みながら英語の原文を想像すると、より楽しく読める。
原文では言葉の響きや、似た言葉とのダブル・ミーニング、言葉から想像されるイメージといったものが匂いたつ文章に違いないから。いっそ原書に手を出そうか、と思わせるほど言葉遊びが巧み。
でもほら、読むべき本がたくさん溜まってるから、原書に伸びた手はおずおずと引っ込めるんだけどね。

3作目⇒『宇宙クリケット大戦争』読んだ。
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by neko-dama | 2008-11-18 14:34 | 猫の図書館/美術館

14へ行け。

なんだか今月中に出るそうです。

J.H.ブレナンのゲームブック新訳版、シリーズ3作目の『魔界の地下迷宮』が、です。
嬉しや、嬉しやのぅ!

って、ゲーム・ブック自体がもう旧時代モノという気がしないでもないですけど。
なんか、あの曖昧さとかが好きです。自分に優しいルールを適用してみたりとかな。
小・中学生の頃は熱中して一人遊びしとりました。

兄はFFシリーズ揃えてましたけど、私はブレナン一筋。ブレナン以外のゲームブックを面白いと思ったことがほぼないよ。
ブレナンさんの何が素敵って、英国風の妙な語り口なわけで。あの小憎らしさとユーモアの虜ロールよ。
あとアーサー王物語がベースなので、アーサー王大好きな私としましては愉快なわけです。

そんなわけで、ついついこの新版シリーズを購入してしまうのです。
やっぱ面白い。
こんなときは、小学生に戻りたいなぁなんて無益なことをホワホワと考えてしまったり。
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by neko-dama | 2008-11-17 19:01 | 猫の図書館/美術館
『銀河ヒッチハイク・ガイド』

原題:"The Hitchhiker's guide to galaxy"
著者:Douglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 7刷2007年9月20日 (初版2005年9月20日)
※新訳で復刊したもの。絶版となった旧訳は1982年新潮文庫から訳者=風見潤。

ダグラス・アダムスのSFコメディ・クラシック。超ブラックでシュール。壮大にして無意味。
英国の遠まわしな笑いが好きなら楽しく読めますよ。私は面白かったです。
モンティ・パイソンを楽しめる人向きで、ナンセンス・コメディがわけわからんと立腹してしまう人は読まないほうがいい。
できればこれ、学生時代に読みたかったなぁ。

序盤の、アーサーの家が取り壊される危機と地球消失の危機が呼応した場面なんかウマイ!
地球が一瞬にして破壊されるのも非常にあっさりとしていてブラック。
銀河系の豆知識や歴史や社会背景も、折々いちいち説明されるのが楽しい。
そのあたりは沼正三の『家畜人ヤプー』みたいだ。あれほど詳細ではなくシツコサもない分アダムスに軍配は上がるが。

これが元々はラジオドラマだったというから、よくわからない。想像がつかないなぁ。
とにかく、まあ、それを小説という形にしてみたらヒット(1979年)。
して1981年にはテレビ・ドラマ化されたとか。そのDVDが出てるらしいよ、日本でも。
んでこれ、2005年に映画化されたのよね。未見なので「見なきゃリスト」に加えた。

このシリーズは5巻刊行されているので、残り4冊を引き続き読み進めます。
著者は2001年に既に他界しているのでこれ以上の続編は望めないけれど。

2作目⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。
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by neko-dama | 2008-11-11 11:42 | 猫の図書館/美術館
『神と科学は共存できるか?』

原題:"ROCKS OF AGES -Science and Religion in the Fullness of Life"
著者:Stephen Jay Gould 狩野秀之/古谷圭一/新妻昭夫・訳
日経BP社 初版2刷2007年11月19日 (初版1刷2007年10月1日)

ダーウィニストの著者が、他界する3年前にあたる1999年に出した本。
“科学と宗教の争い”というのは作られた誤ったイメージであるとし、その歴史を紐解く。

『ダーウィン以来』を始めとする進化論的エッセイで人気を博していたグールド先生だが、本書は極めて異質だ。
本書では、いつもの楽しい進化論的な生物の習性を知ることもできなければ、センス・オブ・ワンダーを刺激されることもない。
何度も、あらゆる側面からただひとつの同じことを言っているだけ。
すなわち“NOMA原理”(非重複教導権の原理)を懇切丁寧に語るのみ。

引用:敬意をもった非干渉― ふたつの、それぞれの人間の中心的な側面を担う別個の主体のあいだの、密度の濃い対話を伴う非干渉―という中心原理を「NOMA原理(Non-Overlapping Magisteria)」
としている。

科学に可能なことには限界がある。宗教もまた然り。
だから、それぞれの縄張りには干渉せず認め合おうよ、っちゅーことですな。

しかし、なんていうか、宗教色の薄い国に住む私たちにはアタリマエ過ぎてつまらない話だ。
そのアタリマエを延々と切々と語られても、面白みがない。
第3章で述べられる対立の歴史的事実については興味深く読んだので、第3章だけを読んでも良いかもしれない。
あと、訳者3人がアメリカの現状などの解説を書いている。本の後ろ1/3ほど!多い!
この解説が本文よりも面白いのだ。
本文を読む前に解説を読んでおくほうが理解がしやすいでしょう。

読み終わって思ったこと。
やっぱりアメリカっておかしい国だなぁ。大丈夫なのか。
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by neko-dama | 2008-09-30 10:37 | 猫の図書館/美術館
話には聞いていたSF、ジョン・ウィンダムの1951年の作品『トリフィド時代』を読んだよ。

原題:"the day of the triffids"
著者:John Wyndham 井上勇・訳
創元推理文庫 7版1968年 (初版1963年)

舞台は英国。(著者も英国人)
緑色の美しい光が夜空に広がった、その翌朝。
目覚めてみると人類は盲目になっていた。
緑色の流星群を偶然見なかった少数の人たちは盲目にならず、生きる道を探ることになった。

そんな中、良質な植物油抽出用に育てられていた3本足の植物―トリフィドの動きは活発になり盲目の人々を襲う。
トリフィドは全世界に生息している歩行型植物であり、毒のある鞭をふるい腐肉を食らう。
世界が平常だった頃は、毒鞭を切り取り、動き回れないように足かせをつけることでうまく管理し、その恩恵に与っていた。
しかし、トリフィドは自分達の大いなる活躍の場に気付いたかのように猛然と盲人達を追い回す。

盲目となった人類に助けは来るのか?
目の見える少数の人類はどのように命を繋ぐのか。
トリフィドとの闘いは?


というようなお話でございまして。
大変面白かったです。
静かに幕を開ける主人公のある一日。
異常な街の雰囲気。 絶望から命を絶つ人々。
それをただ見ているしかない主人公。

トリフィドの謎に包まれた出自、主人公が推測する緑色の流星群の正体。
謎の部分はすっきりとは解決されず、それでも人類が自分達の首を締めたのだろうことは提示される。

トリフィドとの闘いもさることながら、やはり人間同士の争いに主眼が置かれている。
大多数の盲目の人々と少数の目の見える人々の争い。
目の見える人々の中でも思想の違いから対立が生まれる。
何が正しくて、何が間違っているのか。
それは勿論、誰も正しくはなく間違ってもいないのだ。
必死に生き延び、人類を建て直そうとする限りは。

面白いのが、「きっと今にアメリカ人が助けに来てくれる」というフレーズ。
こういうときばかり頼みの綱にしてる!

静けさが支配する序盤からコロコロとどんどん話が進んでいき、
二転三転しながらの主人公のサバイバルは最後まで波乱含み。
SFパニックもの好きにはオススメの一冊。
映画『28日後・・・』好きにもオススメです。

ただ、絶版のようなので、図書館とか古書探しするしかないんだけど。
改訳してまた出版してくれないかしらねぇ。
(古いので、例えばソルトレイクシティーがソートレーキシチーになってたり、めくら、めあき、片輪などの言葉が使われています)
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by neko-dama | 2008-09-09 16:28 | 猫の図書館/美術館

山岳コミック。

『岳』の新刊が出てるよって、友人が教えてくれたので、さっそく買って読んだ。

毎回つい目が熱くなるので、恥ずかしいから一人のときに読むようにしている。

主人公、三歩は山ん中にテント張って暮らしている。
山岳救助ボランティアと、クライミング・ジムのルート作成なんかをして生計を立てているらしい。

この漫画を読むと、必ず珈琲が飲みたくなる。

最近紅茶と煎茶ばかり飲んでいたなぁと、珈琲豆の缶を取りだす。
残りわずかの豆。
神保町の小さな倉庫みたいな店で買った美味い豆。

挽いて淹れて飲んでみると。

酸っぱくなっちゃった・・・。
あぁあ。冷凍しとけば良かったな。

酸味が強すぎる珈琲をチビチビやりながら、明日行く奥多摩のことを考えていた。
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by neko-dama | 2008-07-04 13:59 | 猫の図書館/美術館

ダーウィン以来。

『ダーウィン以来 進化論への招待』 
EVER SINCE DARWIN Reflections in Natural History
スティーヴン・ジェイ・グールド著
早川書房 1995年発行

進化論、ダーウィンのプロファイル、生物の歴史を紐解く。
オリジナルは1977年に発行された本。
なので、既に古くなった学説ばかりではある。
それでも、ダーウィンの考え方、当時の社会的背景を読むと面白い。

また、進化論にとって、カトリックとの確執はあれど本当の敵は宗教それ自体ではない。
科学の敵は非合理的なものの考え方である、とする。
まったく納得のいく考え方だと思う。

生物の進化は機械的ではなく、もっと複雑で予測しがたいものだ。
それが、読み進むうちにどんどんわかっていくのも面白い。

何よりも、ダーウィンは「進化」という言葉に「進歩」という意味をこめなかった。
より良くなる、のではなく、より環境に合ったデザインに変化していく。
その意味でダーウィンは「変化をともなう由来」という言葉を使っていた。
evolutionという言葉は数えるほどしか使わなかったという。
人間中心の、思い上がった見方で生物全体を見ることを嫌っていた、らしい。

改めて、ダーウィンはすごいなぁと思った1冊でした。

そろそろ地球上でまた大量絶滅とかあってもおかしくないよね。
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by neko-dama | 2008-07-03 13:27 | 猫の図書館/美術館