『さようなら、いままで魚をありがとう』読んだ。
2008年 12月 05日
『さようなら、いままで魚をありがとう』
原題:"So Long, and Thanks for all the fish"
著者:ダグラス・アダムスDouglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 初版印刷2006年6月10日 (初版発行2006年6月20日)
1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。
2作目の感想⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。
3作目の感想⇒『宇宙クリケット大戦争』読んだ。
はい。銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズも4作目を読了。
今までの3作は、廃刊と言えど80年代の旧訳が存在していたわけです。で、シリーズは当初予定していた3部作を超えて5作まであるわけで。つまり、この4作目と次の最終巻は本邦初訳ということ。
驚いた!面白い本の邦訳が出ていないことはよくある話だけど、3作目までは出したのにもうヤーメタって、なんじゃそりゃ。
英国では前作が1982年、本作が1984年に発表された。日本では前作が出版されたのが1985年ですから、そのとき既にこの4作目原著は存在していたというのに。
えー。
前作で深まったSF的要素が薄まりましたのが残念至極。
ラブ・ストーリーだよ、という謳い文句どおりにアーサーの恋物語であります。
破壊されたはずの地球に戻ってきたアーサー。そこは何も変わらずにアーサーを迎えてくれた。
そんなミステリーなお話が、まことにナンセンスにシュールに収束していくのは面白かった。
1作目で出てきたイルカの話、3作目で出てきた真実を知る男プラークの話なんかが重要どころ。
次回作への伏線もちょこっと敷いたりしながら、感動的に皮肉に終わる。
というわけで、最終巻が楽しみなのであります。
5作目⇒『ほとんど無害』読んだ。
原題:"So Long, and Thanks for all the fish"
著者:ダグラス・アダムスDouglas Adams 安原和見・訳
河出文庫 初版印刷2006年6月10日 (初版発行2006年6月20日)
1作目の感想⇒『銀河ヒッチハイク・ガイド』読んだ。
2作目の感想⇒『宇宙の果てのレストラン』読んだ。
3作目の感想⇒『宇宙クリケット大戦争』読んだ。
はい。銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズも4作目を読了。
今までの3作は、廃刊と言えど80年代の旧訳が存在していたわけです。で、シリーズは当初予定していた3部作を超えて5作まであるわけで。つまり、この4作目と次の最終巻は本邦初訳ということ。
驚いた!面白い本の邦訳が出ていないことはよくある話だけど、3作目までは出したのにもうヤーメタって、なんじゃそりゃ。
英国では前作が1982年、本作が1984年に発表された。日本では前作が出版されたのが1985年ですから、そのとき既にこの4作目原著は存在していたというのに。
えー。
前作で深まったSF的要素が薄まりましたのが残念至極。
ラブ・ストーリーだよ、という謳い文句どおりにアーサーの恋物語であります。
破壊されたはずの地球に戻ってきたアーサー。そこは何も変わらずにアーサーを迎えてくれた。
そんなミステリーなお話が、まことにナンセンスにシュールに収束していくのは面白かった。
1作目で出てきたイルカの話、3作目で出てきた真実を知る男プラークの話なんかが重要どころ。
次回作への伏線もちょこっと敷いたりしながら、感動的に皮肉に終わる。
というわけで、最終巻が楽しみなのであります。
5作目⇒『ほとんど無害』読んだ。
by neko-dama
| 2008-12-05 20:24
| 猫の図書館/美術館